天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-07-11から1日間の記事一覧

くちなし

アカネ科の常緑低木。六、七月に香のよい純白の花が咲く。実が熟しても口を開かないので、この名が付いたという。 口なしの花さくかたや日にうとき 蕪村 口なしの花はや文の褪せるごと 中村草田男 夏の日はなつかしきかなこころよく梔子の花も汗もちてちる …