天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-09-15から1日間の記事一覧

白秋の『雲母集』(4)

梁塵秘抄 ここに来て梁塵秘抄を読むときは金色光のさす心地する 人妻・松下俊子との姦通事件で出獄した白秋は、自殺まで思いつめて、三浦三崎の漢学者・公田連太郎を頼った。禅宗の信奉者でもある公田は、以前白秋に三崎に遊びにくるようにと誘っていたから…