天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2009-09-04から1日間の記事一覧

小池光のざくろの歌

今年の角川「短歌」八月号の特集「小池光の三冊」に、佐伯裕子が『草の庭』の歌につき鑑賞している。その中に次の作品が出て来る。 柘榴の実うちおとしたる露人某そののち 哭(な)きしことうたがはず 佐伯は、この露人について、「下敷きになるエピソードが…