天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-04-07から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―詩 篇(3)―

岡井隆の詩集『注解する者』(思潮社、2009年7月刊)を読み終わった。注解する者とは岡井隆自身のことである。詞書やあとがきが短歌と一体化して詩集になった経緯が、小池の書評からよく分かるので、それをここで紹介しよう。 岡井が短歌に盛んに詞書をつけ…