天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-06-21から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(18)―

みちのくの伊達の郡の春田かな 富安風生『草の花』 みちのく、伊達郡、春田 と地形を大から小にクローズアップしていく詠み方であり、「の」の連続によりリズム感のすぐれた作品になっている。 この句に出て来る「みちのくの伊達の郡」とは、福島県伊達市に…