天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-10-31から1日間の記事一覧

絶筆三句―蕪村と子規―

偶然にもと言うべきか、さもありなんと言うべきか、蕪村と子規の辞世三句が作られた情況は、実によく似ている。 蕪村の臨終に際して、辞世の三句は弟子の几薫が看取った。子規の絶筆三句は弟子の碧梧東と妹・律が支えて書かれた。両者を見比べて見よう。 蕪…