天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-01-20から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(24)―

海峡の空吹き抜けよ大夕立 長谷川櫂 みちのくを旅して「奥の細道」を書きあげた松尾芭蕉は、大阪以西の西国へも旅立ちたいという思いを抱いていた。このことは弟子の記録からわかるという。そこで俳人・長谷川櫂は「西国の旅は瀬戸内海や玄界灘などの航路を…