天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-01-23から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(24)―

寺々のかねのさやけく鳴りひびきかまくら山に 秋かぜのみつ 金子薫園『朝蜩』 歌碑が鎌倉の高徳院に立っている。裏面に、昭和七年十月。薫園の主宰する歌誌「光」の十五周年に際して記念として門人等相計り之を建つ とある。薫園は鎌倉の滑川に近い材木座の…