天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-01-29から1日間の記事一覧

日本の文学では、霧は秋のものとされた。春に出るのは霞と呼ばれた。物理現象としては同じなのだが。霧の合成語も多い。秋霧、朝霧、夕霧、濃霧、夜霧、山霧、川霧、狭霧、霧雨、霧笛 等。 白樺を幽かに霧のゆく音か 水原秋桜子 濃淡の霧にしづみぬ羽黒杉 山…