天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-04-14から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(26)―

政宗の追腹(おひはら)きりし侍(さむらひ)に少年(せうねん) らしきものは居らじか 斎藤茂吉『石泉』 [塚本邦雄] 「少年(せうねん)らしきものは居らじか」とは、一体いかなる「真意」を秘めてゐるのか。已むを得ず腹を切らされたとて、それは武士としての本…