天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-12-11から1日間の記事一覧

湯河原・万葉公園(3)

終りに、「文学の小径」の板碑に紹介されている短歌の例をあげる。 湯ケ原をおしつぶさんとするばかり山の迫れる南の相模 平野万里 木がくりに滝の音とよむ万葉人来遊ぶらむと思ひつつ歩む 佐々木信綱 たそがれに咲ける蜜柑の花一つ老いの眼にも見ゆ星の如く…