天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-12-22から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(33)―

塚本邦雄『西行百首』(講談社文芸文庫)を読み終った。裏表紙に書かれている一文から、本の内容を紹介している箇所を引用する。 「西行嫌いを公言して憚らなかった塚本が、晩年に至って、渾身 の力と愛憎を込めて宿敵・西行に闘いを挑んだ快著。高名な歌 を…