天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-01-19から1日間の記事一覧

雪の歌(2)

古典和歌の続き及び近世・近代に詠まれた雪の歌を。 我雪とおもへばかろし笠の上 其角 応々といへど敲(たた)くや雪の門(かど) 去来 雪片のつれ立ちてくる深空かな 高野素十 かきくらし猶ふる里の雪のうちに跡こそ見えね春は来にけり 新古今集・宮内卿 まつ人…