天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-01-20から1日間の記事一覧

雪の歌(3)

近代に詠まれた雪の歌をもう少し。 奈良井川(ならゐかは)みなかみ遠き山山にふりける雪は 雲の間にみゆ 太田水穂 路夾(はさ)む並木銀杏の若き枝懇ろに持つ降り積む雪を 窪田空穂 けふ一日(ひとひ)雪のはれたるしづかさに小さくなりて 日が山に入る 斎藤茂吉 …