天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-08-04から1日間の記事一覧

地震を詠む

古語では「なゐ」と言った。古い用例としては、日本書記の歌謡「臣の子の八符の柴垣下動(とよ)み地震(なゐ)が揺り来ば破(や)れむ柴垣」がある。ところが、以後の古歌には、勅撰集・私撰集をはじめ国歌大観所収の私家集にも全く出てこないという。 もちろん古…