天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-10-28から1日間の記事一覧

川(2)

鴨長明『方丈記』の書き出しの部分は、川が多くの人の心に喚起する情感をみごとに書ききっている。 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、 久しくとどまりたるためしなし。 世の中にある人…