天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-12-09から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(35)―

夏目漱石が鎌倉を訪れたのは、明治二十七年十二月二十三日から翌二十八年一月七日までの一回目と明治三十年夏に材木座に一カ月ほど滞在した二回目であろう。そうした折々に詠んだと思われる句を次にあげる。 鐘つけば銀杏ちるなり建長寺 仏性は白き桔梗にこ…