雁の古い異名に「かりがね」があるが、本来は「雁が音」であって、万葉集には、「今朝の朝明(あさけ)雁が音聞きつ春日山もみちにけらし吾心痛し」とある。これが後の古今集では、「うきことを思ひつらねてかりがねの鳴きこそ渡れ秋の夜な夜な」のように雁を…
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