天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-07-23から1日間の記事一覧

歌集『ここからが空』(1/2)

春野りりんさん(「短歌人」所属)の第一歌集で、本阿弥書店からこの七月に刊行された。二読三読してみて、現代短歌の一金字塔になると思った。 現代の題材を詠むのに、日本の古典の雅な言葉使いをさりげなく取り入れ、ひらがな表記の優雅さと漢字や外国語・…