天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-01-02から1日間の記事一覧

歌の原郷(4)

戦後の多行分ち書き短歌と記号導入短歌について言及しておこう。 前衛歌人の塚本邦雄と岡井隆には、以下のような極端な例がある。 塚本邦雄: 『緑色研究』から 死の核を繞るイリスの三首 (注)三首の文字を図形状に配置した。 愛 の 創めに 呪はるる者 花…