天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-01-23から1日間の記事一覧

船の歌(7/10)

釣舟(いさり船)を詠んだ歌をみてみる。「海人の釣舟」は旅人に好んで詠われ、旅中の侘びしさ、流離の心情を醸し出した。 飼飯(けひ)の海の庭好くあらし苅薦(こも)の乱れ出づ見ゆ 海人(あま)の釣舟 万葉集・柿本人麻呂 わたの原八十島(やそしま)かけて漕ぎ…