天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-06-11から1日間の記事一覧

雨のうた(2)

金槐和歌集(別名:鎌倉右大臣家集)は、周知のように源実朝の家集である。国学者・賀茂真淵に称賛されて以来、斎藤茂吉までもが『万葉調』の歌人と位置付けているが、実際は万葉調の歌よりも古今調・新古今調の歌が多い。藤原定家に和歌を学んだからであろ…