天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-07-28から1日間の記事一覧

風のうた(7)

一日の時間区分に対応して名付けられた風もある。朝風、あさけの風、夕風、朝凪、夕凪、昼の風などである。 恋ひつつも稲葉かき分け家居れば乏(ともし)くもあらず秋の 夕風 作者未詳『万葉集』 妹に恋ひ寝(い)ねぬ朝(あした)に吹く風は妹にし触ればわれと 触…