天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-08-03から1日間の記事一覧

風の詩情(12)

嵐の続きである。 *台風 明治以降に使われ始めた気象用語。語源は、ギリシア神話の 巨大な怪物テュポンに由来する「typhoon」という説が有力。 夜ひと夜(よ)家(や)なりどよめく颱風のそのなかにしも 虫の鳴きゐる 茅野雅子 吹きつのる颱風のなかに鵙が来て…