天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-08-06から1日間の記事一覧

風の詩情(14)

風の歌語について。大変多いが、代表的なもののみあげる。 *風のたより: 風がしらせてくること。風の使者。風のつて。 花の香を風のたよりにたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる 紀友則『古今集』 さつきやみ花橘のありかをば風のつてにぞ空に知りける 藤原…