天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-09-08から1日間の記事一覧

雲のうた(14)―芭蕉―

西行を慕う芭蕉は、西行の旅の跡をたどって陸奥も歩いた。『奥の細道』の序文の中に、「・・予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、・・」とあるように、旅の空にあこがれた。それで芭蕉の俳句(発句)に、雲がかなり詠まれている…