天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-09-10から1日間の記事一覧

雲のうた(16)

「白雲の」は、「たつ」「絶ゆ」に掛かる枕詞になる。大伴旅人は、筑紫の太宰府に長官として5年間ほど滞在していた。それ以前にも隼人反乱の鎮圧に九州方面には出かけたことがある。この歌は、奈良に帰ってから筑紫の方向を思いやったもの。この歌は万葉集…