天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-10-03から1日間の記事一覧

白鳥の歌(1/9)

白鳥をシラトリと読めば、古くは鷺の異名。また近代のハクチョウと読めば、古名の鵠(くぐい)を差す。 以下の万葉集歌では、「白鳥(しらとり)の」は「飛ぶ」や「鷺」を導く枕詞として使われている。つまり実景に白鳥が現れているわけではない。 白鳥の飛羽(と…