天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-11-17から1日間の記事一覧

わが歌枕―武蔵野(2/3)

11世紀に書かれた『更級日記』(菅原孝標女)や14世紀初めの『とはずがたり』(後深草院二条)には、武蔵野が「馬上の人物が見えないほど」に草の生い茂った土地として描かれており、当時の武蔵野の実態を想像することができる。 ながむべし霜に枯れゆく武蔵…