天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-01-17から1日間の記事一覧

空間を詠む(1)

空間という言葉が歌の中に現れると、古典短歌の印象とは全く違って、理知的現代的になる。新しい認識が得られたという感じである。 空間をよく詠んだ女性に真鍋美恵子さん(1906―1994)がいる。岐阜県出身で「心の花」会員。88歳で逝去されたが、発表当時は…