天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-02-17から1日間の記事一覧

天空のうた(2)

分り易くするために、それぞれの歌の語注を*の部分に書いておくが、少々煩わしいか。 み空行く雲も使(つかひ)と人は言へど家づと遣(や)らむ たづき知らずも 大伴家持『万葉集』 *たづき: 手段、方法。 み空行く月の光にただ一目相見し人の夢にし見ゆる 安…