天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-02-19から1日間の記事一覧

天空のうた(4)

三首目の意味は、「 行ったり来たりして、ただうわの空で過ごしているのは、私のいる山の風当たりが強いからだよ」となる。我が身を雲に喩え、妻の家を山に、女の気の強さを風の激しさになぞらえている。 小夜ふけて天の門渡る月影にあかずも君をあひ見つる…