天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-04-15から1日間の記事一覧

花の詩情(4/6)

病と桜 病状の度合いによって桜に対する思いは違ってくるであろう。眼前に花を見られる場合もあれば、病床にあってただ花の季節が来たことを知り、思いを馳せる場合もある。 正岡子規の場合、二二歳の時に始った喀血の結核の病状が進行して、三十歳で病床に…