天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-04-16から1日間の記事一覧

花の詩情(5/6)

死と桜 桜の花の咲く頃の野辺送り(葬送)を見かけると、亡くなった人が羨ましくなる。送る人達も悲しみながらも逝く人を祝福しているようにも思える。 夕空を花のながるる葬りかな 飴山 實 花どきの峠にかかる柩かな 大峯あきら 死人(しびと)焼く火加減上げ…