天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-05-02から1日間の記事一覧

海のうた(3)

二首目の歌は、激しい恋心を風に荒れ狂う海のしきりに寄せる浪に譬えたもの。三首目は、法華経二十八品歌の中の提婆品の内容について詠んだもので、提婆品には竜女が海底から来たって男に変じて出家したという。 わたの原漕ぎ出でて見れば久方の雲ゐにまがふ…