天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-07-26から1日間の記事一覧

相聞歌―時代と表現―(1/5)

和歌の世界における四季と恋とは、一方が自然の美しさを客観的に眺め、他方が人の心の有り様を見つめるところから生れた二つの大きな主題である。 一般に「相聞」は、時候の挨拶やお見舞いなどを含む消息往来を指す言葉だが、本文でとり上げる和歌における相…