天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-08-01から1日間の記事一覧

古典短歌の前衛―酒井佑子論(1/11)

■はじめに 酒井佑子=佐々木靖子のこれまでの歌集三冊、『地上』(佐々木靖子),『流連』(佐々木靖子)、『矩形の空』(酒井佑子)をまとめて読む機会を得た。一読、二読してみて、感想を述べることの容易ならざるを思った。あらためて短歌鑑賞・分析の観点…