天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-08-03から1日間の記事一覧

古典短歌の前衛―酒井佑子論(3/11)

□畳語 畳語とは文字通り言葉の繰り返し(リフレイン)である。オノマトペ(擬態語・擬音語)によく見られる。破調にして読みにくくしても、リフレインによる韻により歌らしさが保たれるのである。土屋文明もよく用いた。二例あげる。 近づけぬ近づき難きあり…