天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-08-19から1日間の記事一覧

俳句と短歌の交響(3/12)

寺山修司の場合、自作俳句から短歌に改作した例として、高校時代の俳句と歌集『田園に死す』の歌との関係を見てみよう。 旅の鶴鏡台売れば空のこる 売郷奴いぼとり地獄横抱きに 売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき 青麦を大いなる歩で測…