天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-08-25から1日間の記事一覧

俳句と短歌の交響(9/12)

後回しになってしまったが、現代短歌の詞書の先駆者である岡井隆の場合について、俯瞰しつつ多くの例を見ていくことにしよう。岡井隆の歌集で、俳句を詞書にした歌が最初に現れたのは、歌集『人生の視える場所』(1982年刊)の中の「2.趨る家族」であった…