天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-08-26から1日間の記事一覧

俳句と短歌の交響(10/12)

歌集『大洪水の前の晴天』(1998年刊)「与謝ノ蕪村賛江」一連から。 〈人の世に尻を据(す)ゑたるふくべ哉〉 蕪村 東より風ふく朝は窓明けて酔生スレド夢死ヲネガハズ 岡井 隆 与謝蕪村の俳句は、瓢箪の安定した形状が俗世に開き直って生きているように見え…