天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-09-07から1日間の記事一覧

短歌に詠む人名(5/7)

正岡子規の短歌革新に続く流れで特筆すべきは、異国情緒、西欧趣味の摂取である。北原白秋は、大正二年一月刊行の第一歌集『桐の花』で、西欧情緒を短歌に取り入れることに成功している。西欧の人名が入っている歌に、次の四首がある。 南風モウパッサンがを…