天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-10-10から1日間の記事一覧

機会詩〈短歌〉ノート (2/6)

明治の短歌革新運動に至るまでの和歌の時代は、長く題詠主体であった。時局を和歌に読み込むなど危険を伴いタブーに属した。また優美な感覚にも反した。では、全く時局は歌に詠まれなかったかというと、そうではない。政治に対する批判は、狂歌に詠まれた。…