天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-11-21から1日間の記事一覧

さまざまな直喩(10/13)

次に共通性の高い「やう」と「似」の場合について、それぞれよく使用した作家の例句を二句ずつあげる。 すりこ木のやうな歯茎も花の春 一茶 此(この)やうな末世(まつせ)を桜だらけ哉 十五夜を絵本のやうに泣きに泣く 展宏 冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ 泣い…