天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-12-17から1日間の記事一覧

霊魂のうた(9)

夕空に枝ひろげたる裸木に祖霊降(お)りくるごとき風花 秋元千恵子 み霊会ふ親子三人か比企の丘に一つの石に名前を並ぶ 徳山高明 夫の魂さまよふならば夕暮れの草生に坐せるわれの辺に来よ 和田美代子 たましひのあかるくあれば象印魔法瓶こそ容(い)るるによ…