天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-02から1日間の記事一覧

副詞―個性の発現(6/11)

各俳人がよく用いた副詞 俳人毎に最もよく用いた副詞がある。各人五句以上に使った例を全てあげよう。 芭蕉の場合: 「まだ」「まづ」「猶」の三種。 「まだ」九句 見る影やまだ片なりも宵月夜 京まではまだ半空(なかぞら)や雪の雲 春たちてまだ九日(ここの…