天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-09から1日間の記事一覧

夢を詠う(1)

夢の語源は「寝(い)ぬ・見(め・み)」にある。つまり寝て見るもの。 み空行く月の光にただ一目(ひとめ)相見し人の夢にし見ゆる 万葉集・安都扉娘子 思はぬに妹が笑(ゑま)ひを夢に見て心のうちに燃えつつぞをる 万葉集・大伴家持 思ひやるこしの白山しらね…