天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-12から1日間の記事一覧

夢を詠う(4)

古典和歌の場合、夢は現と対比させて詠むことが多い。 みる夢のうつつになるは世の常ぞ現のゆめになるぞかなしき 拾遺集・読人しらず 夢とのみこの世の事の見ゆるかなさむべき程はいつとなけれど 千載集・永縁 夢にのみむかしの人をあひ見れば覚むるほどこそ…