天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-15から1日間の記事一覧

夢を詠う(6)

憂き事のまどろむほどは忘られてさむれば夢の心地こそすれ 千載集・読人しらず 橘のにほふあたりのうたたねは夢もむかしの袖の香ぞする 新古今集・藤原俊成女 かたしきの袖の氷もむすぼほれとけて寝ぬ夜の夢ぞみじかき 新古今集・藤原良経 駿河なる宇都の山…