天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-19から1日間の記事一覧

夢を詠う(9)

なみだ河身もうきぬべき寝覚かなはかなき夢の名残ばかりに 新古今集・寂蓮 ぬる夢に現のうさも忘られて思ひなぐさむほどぞはかなき 新古今集・女御徴子女王 現をも現とさらに思へねば夢をも夢と何かおもはん 山家集・西行 古も夢になりにし事なれば柴のあみ…